【電気用語】コモンってなに?
こんにちは、Manbaです。
今回の記事は、コモンについて紹介します。PLCの端子の部分を見ていると「COM」と書いてある端子が見つけられると思います。これがどういうものなのか説明します。
コモンってなに?
コモンとは各端子における共通配線部分のことを言います。COMと書かれたりもします。言葉だけではわかりにくいので図で説明します。
下の図はPLCの出力側部分を簡単に書いたものです。それぞれY端子、COM端子があります。PLC内部の配線を見てみると、全てのY端子とCOM端子がつながっているかと思います。このCOMのことをコモンと言います。
なぜコモンがあるの?
わかりやすいものとしては機器を接続するときに配線が少なくなります。
図で説明します。
まず例としてランプを繋げてみます。一般的なランプは線をつなぐところが2つあります。一方はPLCのY端子、一方は+側に繋ぎます。配線はこれで終わりです。先にコモンを繋げておけば、あとは2本配線するだけでOKなのです。
これがコモンがないとなるとマイナス側の線もそれぞれ繋がなければならず、3本ずつ配線していかなければなりません。
機器が1つや2つならば何とかなりますが、実際の設備はこれが何本もあるのでいちいち配線していると大変です。
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まとめ
今回はコモンについて紹介しました。PLCの出力部分を例にとって説明しましたが、入力側も似たような回路になっています。信号をたくさん取り扱うような機器によく使われていますので是非押さえておいてください。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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