【FA部品】カウンタについて
こんにちは、Manbaです。
今回はカウンタを紹介します。PLCの時にもプログラムとして出てきましたが、部品としてもカウンタは存在します。その一般的な使い方について紹介します。
カウンタってそもそも何?
カウンタは入ってきた信号の回数を数えていき、設定された値に到達したらカウントアップ信号を出力する部品です。
工場設備としてはある機械が何個部品を作ったか、設備についている工具を何回使ったかを数えるために使われたりします。
見た目はどんな感じ?
一般的には四角いボックスのような形をしています。正面側には現在値と設定値が表示されており、設定値を指定するためのボタンが付いてます。また値をリセットするためのボタンもあったりします。
どんな風に配線するの?
表示部分の反対側に端子がついているものが多いです。一般的にはカウンタ自体の電源用の端子、PLCからのカウント信号を受け取る端子(PLCのYを繋ぐ)、カウント値をリセットする端子(PLCのYを繋ぐ)、PLCにカウントアップの信号を出す端子(PLCのXを繋ぐ)があり、それぞれの端子を図の通りに接続します。複数のカウントができるものに関してはカウント信号を受け取る端子が何個もあったりします。
どうやって使うの?
まずPLCからのカウント信号がONし、カウント信号が入力されたらカウンタが1回カウントします。その後は設定値に到達するまでカウントし続けます。設定値に到達したらカウントアップ信号がONし、PLCへカウントアップの信号が送られます。PLCがカウントアップ信号を受け取り、あとはPLCのプログラムに沿った動きをします。一般的にはカウントアップしたら設備を停止するようにプログラムを組むことが多いでしょう。
またリセット信号がONになれば、カウントされている値が0になります。
PLCの内部にもカウンタは用意されていますが、外部に表示したいときには部品としてのカウンタを使用します。
まとめ
今回はカウンタについて紹介しました。種類としても複数のカウントができるものや数えられる桁数が多いものなどたくさんあります。カタログなどを見てみると面白いでしょう。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
記事の紹介
知識0からざっくり知りたい人向けの記事も書いてます。
こちらからどうぞ!