【電気回路】工場設備で使われている駆動機器って何があるの?
こんにちは、Manbaです。
電気回路を理解したいけれど、なんかとっつつきにくいしやる気にならないなんて事ありませんか?意味不明な記号が並んでいたり、どんな風に繋がっているのかよくわからなかったりしますよね。
でもそんなものが分かるのは賢い人に任せて、まずはざっくり「こんな感じかな?」くらいまで見れるようになりませんか?
【第五回目】の記事は工場設備で使われている駆動機器を紹介します。
工場設備で使われる駆動機器① モータ
モータは主にコンベヤやドリルの回転部、ポンプなどに使われています。一般的には交流200Vで動作しており、マグネットスイッチと呼ばれる特殊なリレーでモータのON/OFFを制御しています。マグネットスイッチには想定以上の電気が流れた際に回路を遮断する機能もあり、モータが故障するのを防ぐ役割もあります。厳密には線の数が足りないのですがややこしくなるのであまり気にしないでください。
工場設備で使われる駆動機器② シリンダ
シリンダは空気や油を中に送り込むことで動作する駆動機器です。後述のソレノイドバルブと合わせて使用されます。
図で説明します。
シリンダには空気や油が入っていく穴が二つあります。この穴のどちらかに空気や油を注入していくことで動作させるのです。
例えば上側に空気が入っている場合、下側の空気がどんどん抜けていってシリンダの棒状の部分が引っ込んだ状態になっています。
下側から空気を入れると今度は上側の空気がどんどん抜けていって棒状の部分が突き出した状態になります。
このように空気の入れ方によって引き込み、突き出しが動作し、棒状の部分の先端に移動させたいもの取り付けることによってものを動かすことができるのです。
工場設備で使われる駆動機器③ ソレノイドバルブ
ソレノイドバルブは電気を通すことで空気や油の流れ方を変える機器です。前述したシリンダと組み合わせて使われることが多いです。
図で説明します。
バルブの内部には複数のボックスがあり、電気によってボックスの切り替えを行うことで流路を変更することができます。
今回は空気を使用しているものとします。
図の例では左側の流路が有効になっており、シリンダは引き込まれています。ここに電気を通すとボックスが左に移動して、今度は右側の流路が有効になります。この時はシリンダが突き出されています。
このようにして空気の入る方向へ変更することでその先の機器の動作を制御します。
種類も多く、とまり穴になっているものやどちらの流路も空気を送っているものなどさまざまです。
用途に応じて使い分けされています。
まとめ
今回は工場設備で使われる駆動機器について紹介しました。まずは今回紹介させていただいたものを押さえつつ他の機器も見ていっていただければと思います。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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