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【電気回路】工場設備で使われているセンサってどんなものがあるの?

こんにちは、Manbaです。

電気回路を理解したいけれど、なんかとっつつきにくいしやる気にならないなんて事ありませんか?意味不明な記号が並んでいたり、どんな風に繋がっているのかよくわからなかったりしますよね。

でもそんなものが分かるのは賢い人に任せて、まずはざっくり「こんな感じかな?」くらいまで見れるようになりませんか?

 

【第四回目】の記事は工場設備で使われているセンサについて主要なものを3つ紹介します。

 

 

そもそもセンサってなに?

センサとは何かを感知して信号を出すものです。自動ドアであれば人が来たことを感知するものがついており、エアコンには今の温度が何度なのかを感知するものがついています。それらの信号を元にしてドアを開いたり、部屋の冷暖の設定を変えたりしています。

動作の前にはこのようなトリガーとなるセンサがつきものなのです。

工場設備でよく使われるセンサ① 光電センサ

光電センサとは、光を遮ることで物の有無を検知するセンサです。

図で説明します。

一般的な見た目は図のような感じで、ブロック状のものにレンズが付いています。

電気を接続するとレンズから赤い光が出るようになりこれを遮ることでON、OFFが切り替わります。

検知する距離はボリュームのような物で変更できたりします。

光電センサの見た目

光電センサの見た目

動作する光電センサ

動作する光電センサ

また先程例にしたのは反射型と呼ばれるものですが、透過型という、光を出す側と、光を感知する側の2個セットで使われるものもあります。

透過型の光電センサ

透過型の光電センサ

反射型と透過型の使い分けに関しては、確実に遮っていることを検知したい場合に透過型を、そこまで精度はいらないという時には反射型を使っているようなイメージです。

 

工場設備でよく使われるセンサ② 近接センサ

 

近接センサとは感知部に金属を近づけることで物の有無を検知するセンサです。

 

図で説明します。 

一般的な見た目は円筒型です。外周部はネジ状になっており、取り付けのためのものです。青い部分が反応するところで、ここに金属を近づけるとONになります。

近接センサの見た目

近接センサの見た目

近接センサの動作

近接センサの動作


 近接センサは当たるか当たらないかくらい近いものを検知したい時に使用します。磁石の力で検知するので金属以外のものを検知するのには向いていません。

 

工場設備でよく使われるセンサ③ 変位センサ

変位センサとは物の距離を測る時に使うセンサです。今回は接触式のものを例に挙げて紹介します。

図で説明します。 

筒状のものがセンサで、先端が伸び縮みするようになっています。

ここにものが当たりその押され具合をアンプと呼ばれる計算機器に送ります。アンプはあらかじめ設定されている値に応じてON、OFFを判断して信号をだします。

変位センサの見た目

変位センサの見た目

例えばアンプに「5以上だったらOKの信号をON、それ未満だったらNGの信号をON」といった具合に設定をしておき、実際にものを当てて判定させます。

動作している変位センサ

動作している変位センサ


 

変位センサは検査装置のなかで使われることが多く、製作物の長さが正しくできているかを確認するときによく使われます。

 

数値を扱うものはだいたいアンプ付き

変位センサでも少し紹介しましたが、数値を判定するセンサにはほとんどアンプが付いており、判定したい数値を設定するような機能がついています。信号は連続なデータが苦手で、基本的にはそれをONかOFFに変換してくれるものがついているのです。

今回の例のように別でついてくるものもあれば、機器の中に内蔵されているものもあったりします。

 

アンプ接続のイメージ

アンプ接続のイメージ

まとめ

今回はよく目にするセンサについて3つ紹介しました。光電センサと近接センサに関しては工場設備があれば必ず付いているくらい見つけやすいものです。また紹介したものは一例であり、さまざまなバリエーションがあります。工場に勤めている方であれば、部品屋さんのカタログなど見てみると面白いかもしれません。

 

今回は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

第三回はこちら

snake-manba.hatenablog.com

 

第五回はこちら 

snake-manba.hatenablog.com